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2007年06月30日

バイオガソリンの功罪

ベンチャーサポート総合会計事務所三野です。

 先日、地球に優しいガソリンとしてバイオガソリンの販売が始まりました。

 バイオガソリンとはサトウキビ、大麦やとうもろこしなどの植物原料とするバイオエタノールを3%ガソリンに混合した混合ガソリンの事です。

 現在バイオエタノールはガソリンの代替燃料として現在注目を集めていて地球温暖化対策の急先鋒として日本政府も力を入れています。

 バイオエタノールであっても燃焼時に二酸化炭素が発生するのは当然です。しかし原料の植物が成長する過程で、光合成によって吸収された大気中の二酸化炭素が大気の中で返されると考えられます。そのため燃焼によって発生する酸化炭素は排気量としてみなされません。これをカーボンニュートラルといいます。

 ただしメリットばかりが注目されていますが問題点も囁かれています。

 バイオエタノールの需要増加によって、サトウキビ畑が拡大していくことが、現地の生態系に重大な悪影響を与えるかもしれないという事です。
 
 現在のところ、サトウキビ畑がアマゾンなどの熱帯雨林を直接破壊してはいないものの、農地として利用する土地が広がれば、結局森を切り開き熱帯雨林の破壊につながる懸念があります。

 また、サトウキビやトウモロコシなど、本来、食用として生産されている農産物を車の燃料にしてもいいのか?現在、世界中に十分の食料が行き渡っている訳ではなく、むしろ食料問題が深刻化するなかで食料を燃料化するのにも問題が残ります。
 
 発売後、好調なバイオガソリンですがメリット・デメリットを内包するものとして見つめていきたいと思います。

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gunner504 at 18:22│TrackBack(0) 三野 

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