強引な男ってヤ！

ベンチャーサポート税理士法人の川辺です。

早朝勉強会でお世話になっているＵＢＩの木村勝男会長、気になっていたユニクロ・柳井正社長の著書を続けて読んでみました。

業種はもちろん、経営者としてのスタンスも異なるお2人ですが、共通していたのは「社員は手足ではなく、それぞれが（組織の全体最適を志向する）頭脳でなければならない。」という考え方です。

木村会長はともかく、柳井社長にそのような組織観があったとは意外でした。

が、よく考えてみれば、企業は永続する存在でなければならないとお考えの両者なら、それも当然の帰結だったのかもしれません。

偉大なリーダーのトップダウン方式で一時代を築いた戦国の武田・上杉・織田・豊臣氏は、いずれもカリスマ的指導者を喪った後、転落への道を歩みました。

一方、リーダーが英雄というわけでもなく、重臣連の合議制によって家政が運営されていた徳川氏は300年近い命脈を保つことに成功しています。

それでいて「統制力」と「結束力」に最も長けていたのも徳川家だったことを考えると、ボトムアップの組織運営と強いリーダーシップは案外両立するものなのかもしれません。

もっとも、柳井社長を直接ご存知の方に言わせれば、著書や評論等にみられる氏の主張と実態には相当のギャップ（←商売敵のＧＡＰにかけたシャレではありません）があるそうですが・・。


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