2012年04月27日
民主主義−このろくでもないシステム��
ベンチャーサポート税理士法人の川辺です。
刻一刻と、総選挙(ＡＫＢじゃないですよ)の足音が近づいてくる季節になりましたので、今回から選挙と民主主義について、思いつくままに述べてみます。
ずいぶん以前になりますが、今をときめく与党の有力議員がまだ若かりし頃に、親しくお話を伺う機会がありました。
仮にその人物をＭ氏として、そのときのやり取りを以下に再現します。
（前略）
Ｍ氏「君は選挙というものを何だと考えているの？」
私「はい。選挙は代表民主制を成立させるために不可欠の・・」
Ｍ氏「随分と教科書的な答えだねぇ(笑)。僕は、選挙なんて所詮は民主主義の“必要悪”に過ぎないと割り切っているんだよ。」
私「！？」
Ｍ氏「たとえば昨日の夜、僕が地元で一体何をしていたと思う？」
私「さあ・・。」
Ｍ氏「盆踊り会場のハシゴだよ。もちろん有権者と一緒に手足を舞わせて踊ってね・・。こんな経験をいくら積み上げたところで、国会議員の素養を高めることにも、ましてや国益に資することにもつながらないと思うけど、とどのつまり、この国には有権者が政治家を育てようといった風土が存在しないんだねぇ・・。」
それでは、政治家に資金や時間をふんだんに与えれば、国益に資するような勉強を重ねたり、国家や国民について深く考える習慣を身に付けてくれるのかと言えば、大いに疑問でしょう。
とはいえ、Ｍ氏からこの話を聞いたとき、私の目からは鱗が数枚落ち、長く彼の見解（選挙＝民主主義の必要悪論）をもって多としていました。
しかし、Ｍ氏には僭越ながら、今では決してそうではなかろうと考えるに至っています。（続く）
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刻一刻と、総選挙(ＡＫＢじゃないですよ)の足音が近づいてくる季節になりましたので、今回から選挙と民主主義について、思いつくままに述べてみます。
ずいぶん以前になりますが、今をときめく与党の有力議員がまだ若かりし頃に、親しくお話を伺う機会がありました。
仮にその人物をＭ氏として、そのときのやり取りを以下に再現します。
（前略）
Ｍ氏「君は選挙というものを何だと考えているの？」
私「はい。選挙は代表民主制を成立させるために不可欠の・・」
Ｍ氏「随分と教科書的な答えだねぇ(笑)。僕は、選挙なんて所詮は民主主義の“必要悪”に過ぎないと割り切っているんだよ。」
私「！？」
Ｍ氏「たとえば昨日の夜、僕が地元で一体何をしていたと思う？」
私「さあ・・。」
Ｍ氏「盆踊り会場のハシゴだよ。もちろん有権者と一緒に手足を舞わせて踊ってね・・。こんな経験をいくら積み上げたところで、国会議員の素養を高めることにも、ましてや国益に資することにもつながらないと思うけど、とどのつまり、この国には有権者が政治家を育てようといった風土が存在しないんだねぇ・・。」
それでは、政治家に資金や時間をふんだんに与えれば、国益に資するような勉強を重ねたり、国家や国民について深く考える習慣を身に付けてくれるのかと言えば、大いに疑問でしょう。
とはいえ、Ｍ氏からこの話を聞いたとき、私の目からは鱗が数枚落ち、長く彼の見解（選挙＝民主主義の必要悪論）をもって多としていました。
しかし、Ｍ氏には僭越ながら、今では決してそうではなかろうと考えるに至っています。（続く）
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gunner504 at 16:04│TrackBack(0)│
│川辺
